現在の位置:夜遊び >> ニュース >> 大人の小説 >> 内容詳細 投稿

電話ボックス

夜遊びドットコム yoasobi.com はあなたのナイトライフを応援します

前の文章か写真へ 次の文章か写真へ

1.

 真紀はすっかり人通りの絶えた駅前通りを家路へと急いでいた。

「十二時半か・・・・すっかり遅くなっちゃった。」

腕時計をちらりと見て時刻を確認すると、真紀は小さく呟いて脚を速める。

 レンタルビデオ店のバイトは九時で終了だったが、その後、同じ大学に通っているバイ

ト仲間とお喋りしているうちに、いつの間にか終電の時刻になっていた。真紀は慌てて店

を出ると終電に飛び乗り、自宅のあるふた駅先の駅で電車を降りた。

 真紀の自宅は駅から南へ十五分ほど歩いた場所にある。真紀は急ぎ足で歩き続けながら、

少し肌寒さを感じて二の腕を擦り返した。

(さすがに九月末ともなると、深夜は少し冷えるわね。)

ブルーのシャツに黒のミニスカートという軽装ではこの時期、この時間帯はやや無理があ

った。真紀は上着を着てくれば良かった、と少し後悔した。

 街はいつもの喧騒が嘘のように静まりかえり、真紀の鳴らす音だけがやけに大きく響

いていた。街灯の淡い光が閑散とした街並みを寂しげに照らし出している。

(人気の無い街って、結構不気味ね。)

真紀はまるで時間が止まってしまったかのような街の様子に、何か胸騒ぎのようなものを

覚えた。そう言えば駅前にあれだけいたタクシーさえ、一台も通りかからない。

 真紀はふと背後に何かの気配を感じて立ち止まった。後をゆっくり振り返ってみる。し

かし、そこにはただ駅へと続く歩道が、街灯に照らされて真っ直ぐ伸びているだけだった。

「ふう、気のせい、気のせい。」

真紀が向き直り、再び歩き出そうとした時、

 プルルルルル・・・・プルルルルル・・・・

 すぐ横にあった電話ボックスの電話が鳴り出した。真紀は体をビクッとさせ、電話ボッ

クスを振り返る。

 プルルルルル・・・・プルルルルル・・・・

 真紀は恐る恐る電話ボックスに近づいた。晧々と灯りの灯るボックスの中で、電話は鳴

り続けている。

「何?、これ。」

真紀はあっけに取られて電話を見つめた。それはあまりに不思議な光景だった。

(間違い電話かしら・・・・。)

そう思う一方で、なんとなく自分あての電話のような気がした。真紀は扉を開けるとボッ

クスの中に入る。

 プルルルルル・・・・プルルルルル・・・・

 依然として鳴り続ける電話の受話器を真紀のほっそりとした指が持ち上げる。

 ・・・・ガチャリ

 フックが上がり、鳴り続けていたベルの音が止む。真紀は頭を振ってやや赤みがかった

セミロングのを背中にどけると、ゆっくり受話器を耳に近づけた。

「も、もしもし・・・・」

少し躊躇いがちに話しかける。

「・・・・・・」

相手は沈黙している。真紀が電話に出たので驚いているのだろうか。

「・・あの・・・・」

再び話しかけようとした真紀の声を遮るように、

「お嬢さん・・・・」

ひどく嗄(しわが)れた。男の声が聞こえてきた。真紀は驚いて受話器を取り落としそう

になった。男の声はそれほど不気味だった。

「・・・・こんな夜更けに一人で出歩いてちゃ危ないよ。」

男の声はあまりにも擦れているため、若い声とも年老いた男の声とも判別がつかなかった。

いや、それよりも自分の様子をどこかで見ているような口調が真紀には気になった。一瞬、

頭の中を訳も無く不吉な予感が走り抜ける。真紀は急に心臓の鼓動が速まるのを感じた。

受話器を取るべきではなかったという後悔の念がよぎる。

「・・・怖いおじさんとか、いっぱいいるからね。」

男の言葉にいよいよ真紀の恐怖心は膨れ上がり、全身が震え出した。受話器を放り出し、

今すぐに逃げ出したいと思うのだが、体が何か得体の知れない呪縛を受けたように竦んで

しまい動き出せない。

「あ、あなたは・・・・誰?」

真紀は情けないほど震える声で男に訊いた。

「わたしですか?・・・・わたしはただの親切な男ですよ。あなたに危険を知らせてあげてい

るただの男です・・・・真紀さん。」

「な・・・・・・」

真紀は男に名前を呼ばれ、凍りついたように体を硬直させた。冷たい汗が噴き出し、背中

を一筋流れ落ちていく。

(なんで?、どうしてわたしの名前を知ってるの?・・・・この男、誰なのいったい。)

様々な疑問が一斉に頭の中を駆け巡り、真紀はパニックに陥りそうになる。

「なんで、わたしの名前を・・・・」

「君のことは何でも知ってますよ。大学のことも、バイトのことも、一年前に彼氏と別れ

て以来、恋人がいないことも・・・・」

(この男、ストーカー?)

真紀は混乱する頭の中で考えを巡らせながら、

「あ、あなたはいったい誰なの?、どこにいるの?」

「わたしはわたし、いつも君のすぐそばにいるよ。」

「すぐそば?」

「そう、すぐ・・・・そばに・・・。」

次の瞬間、真紀は愕然と立ち尽くした。

 真紀の体は逞しい腕に背後から抱きすくめられていた。

(そんな・・・・バカな・・・・・・)

真紀は今度こそパニックに陥った。ここは電話ボックスの中なのだ、今の今まで真紀ひと

りしかいなかった筈だ。突然後から抱き付かれることなど・・・

(あり得ない・・・・あり得ないわ、そんなこと!)

あまりに巨大な衝撃に撃たれて身動きできずにいる真紀の右手から、男はそっと受話器を

取り上げると、

「せっかく危険だって教えてあげたのに。」

受話器を外した真紀の耳元に口を近づけ、嗄れた声で囁いた。

「・・・・ど、どこから・・・・どうやって・・・・入ったの?」

真紀は呆然と言った。

「そんなことは、どうでもいいでしょう。」

男は真紀の肩からショルダーバッグを外し、真紀の両手を背後に引くと手首を紐のような

物で縛り上げた。ショック状態の真紀はさしたる抵抗も無く、男のされるがままに両手の

自由を奪われてしまった。

 男は真紀の両手を固定し終わると、真紀の胸を服の上からまさぐりながら、

「・・・・それよりも、楽しませてあげますよ。」

そこでようやくパニックから立ち直った真紀は男の手を振り解こうと暴れ始めた。

「や、やめて!、変なことしないで・・・・いや、嫌よ!」

懸命にもがいたが、後ろ手に縛られてしまっているため、身悶えるのが精一杯だった。

 男は真紀の抵抗などまるで意に介さず、ブルーのシャツ越しに真紀のバストを揉みしだ

き始める。

「嫌っ!、お願い・・・・・・やめて・・・・」

真紀は沸き上がる嫌悪感に眉をひそめた。なんとか男の手を振り払おうと身を捩じり、男

の向う脛を蹴り上げようと脚を後方へ跳ね上げる。

「おとなしくしてないと怪我しちゃうかもしれないよ。」

男は真紀の目の前にナイフを突き付けた。

「ひっ!」

真紀は硬直したように体を竦ませると抵抗を止めた。

「そうそう、おとなしくしていれば怖いことなんか何も無いからね。」

男はナイフを左手で真紀の首筋に突き付けたまま、自由な右手でゆっくり真紀の胸を愛撫

し始めた。

「い、いったい・・・・何をする気なの・・・・?」

真紀はナイフから顔を背けるようにして言った。底知れぬ恐怖に唇からは今にも消え入り

そうな小さな声しか出て来ない。

「いやなに、真紀ちゃんの欲求不満を解消してあげようと思ってね。ほら、さっきも言っ

たろう、君のことは何でも知ってるって。」

男はそこで一旦区切ると、真紀のシャツのボタンを上から順に外し始めた。

「だから君がこの一年間、セックスどころかオナニーさえしていないってこともみんな知

ってるんだ。」

真紀は男の言葉に愕然とした。確かに付き合っていた恋人と別れてからはセックスなどし

ていなかった。オナニーは元々一度もしたことが無かったから、男の言ったことは百パー

セント正しい。だが、そんなことよりも、

「あなた、まさか・・・・こんなところで・・・・」

真紀は次々にシャツのボタンが外されていく様子を呆然と見つめながら言った。

「いかにも、こんなところで君を喜ばせてあげようと思ってる。」

「ちょっと!、気は確かなの?。誰か人に見られてしまうかもしれないのよ。」

真紀はこの時、誰か人が通りかかって、この状況から助けてくれることを心から望んでい

た。いや、助けてくれなくてもいい、警察に通報してさえくれれば・・・・

 が、その一方で男に陵辱される姿を通りかかった誰かに見られてしまうことが怖かった。

そんな姿を想像しただけで気が遠くなりそうだった。

「大丈夫、こんな夜中に人なんか通らないよ。」

「ああ、お願い・・・・バカなことはやめて。」

真紀は必死に懇願したが、男にはまったく受け入れてもらえなかった。

 ボタンをすべて外し終えた男は真紀にナイフを突き付けたまま、器用に右手一本でシャ

ツを真紀の体から引き剥がしていく。

「やめて・・・・ねえ、お願いだから。」

真紀は首筋に当たるナイフの冷たい感触に怯えながら言った。シャツが後ろ手に縛られた

手首の辺りまで引き剥がされると、白いブラジャーに包まれた胸が露わになった。

「いや!」

真紀の顔が羞恥心で真っ赤に染まる。

「おお、意外と大きいじゃない。服の上からじゃ分からなかったけど。」

男は後から首を伸ばして嬉しそうに真紀の真白いブラジャーを覗き込んだ。

 真紀は屈辱に顔を歪めながら電話ボックスの周囲を窺う。人の気配はまるでしなかった。

「ねぇ、お願い、何でもするから・・・・ここでは止めて。」

真紀は男を刺激しないように注意深く言った。が、

「駄目だ。」

男は冷酷に言い放つと、ブラジャーの上から真紀のバストを揉み始める。

「うぐっ。」

真紀はこみ上げる汚辱感に唇を噛んだ。男はまるで弾力を確かめるかのように、無遠慮に

真紀の胸を蹂躙していく。

「柔らかくてなかなかいい感触だ、真紀。」

「真紀さん」から「真紀ちゃん」、さらには「真紀」と男の口調はどんどん馴れ馴れしく

なっていく。真紀はおぞましさと恥ずかしさと恐ろしさに震え上がりながら「お願い、も

う止めて」という言葉をただ呪文のように繰り返すことしか出来なかった。

 男はひとしきり真紀の胸の感触を楽しむと、

「さあ、それじゃあ、真紀のおっぱいを見せてもらおうかな。」

ナイフを首筋から胸の谷間へと滑らせる。真紀は恐怖に顔を引き攣らせながら、なおも男

に向かい哀願を繰り返した。

 冷たい金属の感触がゆっくりと胸の間に滑り降りると真紀の首筋からは、噴き出した汗

の雫がナイフを追いかけて流れ落ち、その刃先を濡らした。

 鈍く輝くナイフの刃先は、ブラジャーの左右のカップを繋ぐ布地の部分に到達すると、

真紀の肌と布地の間にするすると潜り込んだ。

 真紀はもう生きた心地がしなかった。恐怖と羞恥に胸の鼓動が次第に速まっていくのが

分かる。

 男が布地にナイフの刃を立てた。

「・・・・止めて・・・・」

真紀の最後の哀願に、男はニッと笑うと無情にも・・・・

 ビッ・・・・・・

 生地が裂ける音が真紀の耳に届いた。

(ああ・・・・)

真紀は絶望感に目の前が真っ暗になった。

 ビ・・・・ビッ・・・・ビリ・・・・・・

 男はナイフを器用にずらしながら、ブラジャーを裂いていった。

(ああ、どうしよう・・・・こんな、こんなところで胸を剥き出しにされてしまうなんて・・・・)

真紀はただ恐怖に怯え、恥辱に涙を滲ませながら震えているしか無かった。

 ビ・・・・ビィィィー・・・・・・

 途中から生地の抵抗が無くなり、ナイフは軽く滑るだけで簡単に生地を裂いていく。

「・・・・いや・・・・嫌よ・・・・嫌っ・・・・・・」

真紀は知らず知らず、うわ言のように呟いていた。

 左右のカップを結ぶ部分があと数ミリとなったところで男は一旦手を止めた。

「それじゃ、見せてもらうからね。」

嗄れた声が真紀の鼓膜を不快に震わせた。

 ブチッ!

 ナイフの刃先が残った最後の部分を思い切り引き裂いた。

 ブラジャーのカップが左右に弾け跳ぶ。

「嫌あああっ!」

真紀は大きな叫び声を上げた。

 真紀の乳房は、カップを左右に弾き飛ばすと、ブルンと大きく弾んだ・・・・。

印刷 | お気に入り登録 |  友人に推薦


前の文章か写真へ 次の文章か写真へ
 

評価:0

コメント発表
全てのコメントを見る【すでに0人がコメント発表しました】