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女教師美穂 ~淫虐の罠~

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第二章 被虐の悦楽

1.回想



 目覚まし時計のけたたましいベルの音が、美穂を深い眠りの底から引きずり出した。緩

慢な仕草で布団から腕を伸ばし目覚まし時計を止めると、美穂はベッドの上にむっくりと

起き上がる。

 美穂の体は奇妙な気怠るさに支配されていた。それは昨日の悪夢のような出来事が、夢

ではない何よりの証拠だった。美穂は気持ちが深く沈んでいくのを押し止めることが出来

ず、しばらくベッドの上でぼうっとしていた。

(夢だったら良かったのに・・・・)

 考えても仕方ないそんな思いが何度も頭の中をぐるぐると駆け巡る。

 全身を覆い尽くす気怠るさは美穂にとって決して不快なものではなかった。いや、むし

ろ体は甘美な心地良さのようなものを感じ取っている。そして、その事実が美穂をさらに

憂鬱な気分にさせていた。

 美穂はまだ目覚めきっていない重い体を引きずるようにして窓辺に歩み寄ると、カーテ

ンを少し開いて外の景色を眺めた。

 空には重く雨雲が垂れ込め、細かい雨が音もなく降り注いでいた。

「雨・・・か・・・・」

 美穂はぼんやりと呟く。

 どういう訳か雨は昔から美穂の性感を微妙に刺激する。体が切なく疼いているのもおそ

らくそのせいだと美穂は思った。いや思いたかった。窓ガラスに額を押し付け、雨に霞む

街並みを眺めながら、いつしか美穂の心は昨日の激しい玩弄の記憶を辿っていた・・・・・・



 暗闇の中、不規則なリズムでガチャガチャと金具の音が響いていた。時折、

「はっ・・・・ふっ・・・・」

 という甘くやるせない吐息が金具の触れ合う音に混じって備品倉庫の中にこだまする。

 美穂は強力な媚薬がもたらす激しい疼きに苛まれていた。手足をスチール棚に拘束され

た状態では疼きを癒す術もなく、ただ体が燃え盛るに任せるしかなかない状態だった。時

々、耐え切れなくなったかのように美穂の体が痙攣し、スチール棚がガタガタと音を立て

た。

 橡葉が去ってからどれほどの時間が経ったのか、美穂には分からなくなっていた。襲い

かかる甘美な掻痒感が美穂から正常な時間感覚を奪い取っていたからだ。

(ああ、早く・・・早く来て)

 いつしか美穂は卑劣な陵辱者が戻って来ることを心待ちにしていた。もはや熱く疼きき

った体を癒すことが出来るのは橡葉だけだった。

 噴き出した汗が火照った美穂の体を伝い落ちていく。そして太腿の内側を汗とは違う粘

度の高い液体が流れるのを美穂は感じた。異常な性感の昂ぶりに苛まれ、美穂の意識は次

第に朦朧としていった・・・・

「やあ、だいぶ待ったようだね?」

 突然、目の前で橡葉の声がした。

 美穂は驚いて顔を上げる。いつの間にか蛍光灯の光が辺りを照らし出し、そしてぼんや

りと霞む視界の先には橡葉が立っていた。

「ああ・・・・」

 美穂は思わず声を上げていた。その瞬間、美穂の中に延々と蓄積されてきた欲情の炎が

一気に火を吹いた。グレーのスーツに包まれた美穂のすらりとした体が嬉しげに二度三度

と激しく痙攣する。

「ほ、解いて、お願い・・・・もう駄目、我慢出来ないの」

 美穂は潤み切った瞳で橡葉を見つめながら言った。

「もう、すっかり準備万端のようだな」

 橡葉は美穂の言葉を無視してそう言うと、美穂のスーツのボタンを外した。

 上着が左右に押し開かれると、ブラウスに包まれた豊かな胸の膨らみが現れる。汗で濡

れたブラウス越しに薄っすらと乳首が透けて見える。扇情的なその眺めを、だがしかし橡

葉は冷徹な表情で見下ろした。

「はうっ!」

 美穂は唐突に顔を仰け反らせ、艶かしい声を上げた。橡葉の手が胸の膨らみに触れてき

たのだ。乳房は薄いブラウス越しに橡葉の手の平の感触をありありと感じ、にわかにざわ

めき出していく。

(ああ、触られただけでこんなに・・・・)

 美穂は激しく欲情を漲らせ、張りを増していく乳房を呆然と見下ろした。まだ愛撫すら

されていないにも関わらず、流れ渡る快感はあまりに鮮烈だった。

 橡葉の手がブラウスの上からするっ、するっと美穂のバストを撫で上ると、

「はぁ・・・・んっ・・・・」

 美穂はただそれだけの愛撫でも甘い吐息を漏らした。乳首がたちまち固さを増し、ブラ

ウスの膨らみの先端をつんと押し上げる。

 橡葉はさらにいやらしさを増した美穂の胸を満足げに見下ろすと、ブラウスのボタンを

ひとつずつ外していった。ブラウスの下から現れる美穂の胸元は薄っすらと上気していた。

汗の雫が幾筋も胸の谷間を滑り落ちていく。

 タイトスカートの中からブラウスの裾が引っ張り出される。橡葉はボタンをすべて外し

てしまうと、ブラウスをくつろげて美穂の乳房を剥き出しにした。

 欲情を漲らせて張り詰めるバストを、橡葉の手がすくい上げる。

「あぁっ・・・・」

 美穂は心では橡葉を拒絶しながらも、こみ上げる期待感に胸を切なく高鳴らせた。橡葉の

手がゆっくり美穂のバストを揉み始めると、

「うああぁっ!」

美穂は峻烈な喜悦に貫かれ、大きく声を放っていた。もはや溢れ出る悦びの声は止めよう

が無かった。橡葉が徐々に力を込めてバストを揉み始めると、美穂の喘ぎ声は熱っぽさを

増して倉庫内に響き渡る。

 橡葉はさんざん美穂の乳房を嬲り、美穂を快楽のドロ沼に引きずり落とすと両手を美穂

のバストから離し、

「どうだ、美穂。気持ちいいかい?」

美穂の耳元に囁きかける。

 だが、美穂には答える時間は与えられなかった。

「はくっ!」

太腿の上に橡葉の両手が乗せられた途端、美穂の体は激しく痙攣した。美穂自身驚いてし

まうほど激しくあからさまな反応だった。橡葉の手が太腿を撫で回しながらタイトスカー

トをたくし上げ始めると、切ないほどの期待感が沸き上がり、下半身がブルブルとわなな

いてしまう。

 美穂は自分の体の余りに浅ましい反応に愕然としながらも、タイトスカートが捲り上げ

られていく様子を期待の眼差しで見つめた。

 やがて美穂の秘部が薄暗い蛍光灯の光のもとに晒された。柔らかいアンダーヘアは噴き

出した汗に濡れて、ぴったりと恥丘に貼り付き、花唇は薄っすらと口を開いて花蜜を滴ら

せている。

 橡葉は美穂の足許にしゃがみ込むと、欲情に震える美穂の花唇をじっくりと観察した。

本来なら脚を閉じて少しでも露わになった秘部を隠そうとするところだった。が、美穂は

逆に脚を開いて橡葉の目に花唇を晒していた。美穂の中で巨大に膨れ上がった劣情が脚を

閉じることを許さなかった。

(ああ、恥ずかしい・・・・恥ずかしいのに・・・・体が勝手に開いてしまう・・・・)

 美穂は恥辱に塗れながら、橡葉に秘部を晒し続ける。

「ほう、凄いなこれは・・・・」

 橡葉は美穂の花唇を覗き込むと、感心したように呟いた。

 花唇はこれ以上無いほど欲情を漲らせていた。溢れ出した花蜜は左右の太腿にいくつも

の筋を作って流れ出している。それでも止めど無く湧き出す潤いは花唇から糸を引いて滴

り落ち、コンクリートの床に染みを作っていた。

 ドロドロになった花唇の上部では、肉芽が固く膨らみ、美穂を襲う欲情の凄まじさを物

語っている。

 橡葉は美穂の花唇にふっと息を吹きかけた。

「んあっ!」

 美穂はたったそれだけの刺激にも激しく反応してしまう。腰がしゃくり上げるように突

き出され、花唇がヒクヒクと蠢いた。

「さて、それじゃあ少し楽にしてやろうか」

 橡葉はそう言うと、花蜜に塗れぬるぬるになった花唇を指先で押し開いた。内側の花弁

の間に橡葉の舌先がするりと潜り込み、美穂の花唇は期待に打ち震えた。

 舌先が美穂の秘裂を舐め上げる。

「ああああっ・・・・」

 美穂は悩ましげな喘ぎ声を上げ、花唇を橡葉の唇に擦り付けていた。自制など効かなか

った。美穂の頭の中には、もはや官能の疼きを癒すことしか無かった。美穂は拘束された

不自由な体を精一杯揺すって、橡葉の舌から与えられる快楽をただひたすら貪った。

 舌先が美穂の肉芽を転がしてくると、

「はああぁぁ・・・・んおおぉぉっ・・・・」

 美穂の嬌声は艶めかしく糸を引いて響き渡った。腰がまるで別の生き物のように滑らか

に円を描いて動き出す。四年振りに味わう舌の感触は、たまらなく甘美で刺激的だった。

 先程まで美穂を責め苛んでいた疼きは次々に目の醒めるような喜悦へと姿を変え、美穂

の体内を駆け抜ける。美穂は自ら橡葉の舌先に肉の真珠を擦りつけ、瞬く間に快楽の頂点

へと上り詰めていく。

(ああ、もうすぐ・・・・わたし、いってしまうわ)

 激しさを増す舌の動きに応え、美穂は一気に駆け上った。

「うああっ!、いく・・・・いっちゃうぅぅっ!」

 しなやかな美穂の肢体が反り上がり、そのまま動きを止める・・・・

 やがて美穂の体からがっくりと力が抜けていった。美穂は頭の上で拘束された両手に支

えられながら、ようやく辿り着いた絶頂の余韻に浸った。時折、思い出したかのようにそ

の華奢な体がびくりと震える。

 どれほどの時間そうしていただろう。突然、閃光が煌き、美穂は心地良い快楽の余韻か

ら目覚めさせられた。

 見上げると、橡葉が少し離れたところでカメラを構え、美穂の体をフィルムに収めてい

た。シャッターの音が鳴るたびに、フラッシュの光が美穂の体を眩しく照らし出す。

「な、何をしているの!」

 我に返った美穂は叫んだ。

「いや、美穂の綺麗な体を写真に撮っておきたくてね」

「や、止めて、そんなこと」

 脅迫のネタが増えていくことに美穂は恐怖した。これではせっかく四年前の写真を取り

返しても意味が無くなってしまう。

「大丈夫だよ、これは僕の楽しみとして取っておくだけだから」

 橡葉は一旦カメラから顔を上げると、美穂の心を見透かしたようにそう言った。

 果たしてどこまで信じていいのか疑わしい。美穂は橡葉を睨みつけたが、橡葉は意に介

した風も無く、黙々と写真を撮り続けていった。

 橡葉は写真を撮り終えると再び美穂の足許に屈み込み、美穂の花唇を嬲った。美穂は、

今度は何とか感じまいと湧き上る快感を懸命に堪えたのだが、橡葉の愛撫は巧みだった。

努力も空しく美穂はあっという間に二度目の絶頂へと押し上げられてしまった・・・・・・



 昨日のことを思い出しただけで、美穂の下半身は再び熱く疼き始めていた。

(わたしの体・・・・おかしくなっちゃってるのかも・・・・・・)

 美穂は溜息をひとつ吐くとカーテンを閉め、熱いシャワーを浴びるためバスルームへと

向かった。

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